「やっとの思いで30万円以上の費用を払って、昨日から始めたマウスピース矯正。
でも、装着した瞬間から込み上げる吐き気で、昨夜は一睡もできなかった……。明日の大事な商談、このままじゃ喋れない。私、とんでもない失敗をしたのかも」
いま、そんな絶望の中でこの記事を開いていませんか?
営業職として第一線で働くあなたにとって、口の中の違和感や「オエッ」となる不快感は、ただの体調不良では済まないですよね。
ですが安心してください。マウスピース装着時の不快感は、あなたの体に異常があるのではなく、脳が新しい変化に慣れようとしている途中で起きやすい反応です。
この記事は、営業の現場を休めないあなたのための、そして高額な投資を後悔に変えないための72時間限定サバイバル・マニュアルです。
対策として①鼻呼吸を意識する、②顎を少し引く姿勢をとる、③舌の置き方を整える、④必要なら歯科医院で縁の微調整(トリミング)を行うことが有効です。
これらを「72時間の行動計画」として実践すると、営業職の方でも平均3日ほどで違和感が軽くなりやすくなります。
KEIKO/ 歯科衛生士
歯科衛生士。都内の歯科医院でのクリーニング・着色除去の現場経験をもとに、ホワイトニングや歯列矯正などの歯に関する知識についてをやさしく解説します。子育て真っ最中。趣味はガーデニングと読書。最近下の子が覚えた言葉は「バイバイ」。
なぜ「オエッ」となる?脳がマウスピースを「敵」と感じるしくみ

まずは、体の中で何が起きているのかを知っておきましょう。吐き気の原因は、主に嘔吐反射(おうとはんしゃ)という、体を守るための反応です。
喉の奥には、異物が入ったときに「危ないから出そう」と脳へ知らせる“センサー”のような仕組みがあります。
インビザラインのようなマウスピースは薄くても、脳にとっては最初は「見慣れない侵入者」です。とくに、マウスピースの後ろの縁が喉の近くに触れると、この反応が出やすくなります。
ここで覚えてほしいキーワードが「順応(ハビチュエーション)」です。
脳は、同じ刺激が続くと「これは危険じゃない」と判断して、だんだん気にならない状態に切り替えていきます。たとえば、時計のチクタク音も最初は気になっても、いつの間にか聞こえなくなることがありますよね。
マウスピースの違和感も、脳が慣れていくことで軽くなりやすいのです。多くの方が48〜72時間ほどで「気になり方」が変わり始めます。
吐き気には「3タイプ」あります(原因が違えば、対策も変わります)
同じ「オエッ」でも、実は感じ方が3つに分かれることが多いです。ここを分けて考えると、対策が早く当たりやすくなります。
- タイプA:喉が反応する(典型的な嘔吐反射)
口を開けた瞬間や、しゃべった瞬間に奥が「カッ」となる。原因は縁の刺激・姿勢・舌の位置が多い。 - タイプB:口がいっぱいで気持ち悪い(圧迫・唾液・息苦しさ)
“詰まってる感”でムカムカする。原因は口呼吸・乾燥・唾液が増える・緊張が多い。 - タイプC:不安で吐き気(ストレス反応)
「このまま商談できない」「失敗したかも」と思うほど気持ち悪さが強くなる。原因は緊張で体がこわばることが多い。
この記事では、A〜Cすべてに効きやすい「72時間設計」を用意しています。
嘔吐反射を強くしがちな“営業職あるある”
- 会話量が多い(口を大きく開ける・舌が奥に落ちる機会が増える)
- 緊張場面が多い(呼吸が浅くなり、口呼吸になりやすい)
- 水分が後回し(口が乾く→違和感が強くなる→反射が出やすい)
- コーヒー・のど飴・喫煙(乾燥や味の刺激で気持ち悪さが強くなることがある)
今すぐできる「30秒の応急処置」:オエッの波を止める
- 口を閉じる(開けっぱなしは反射が出やすくなります)
- 鼻から4秒吸う→6秒吐くを3回(呼吸に“数字”を入れると落ち着きやすい)
- 舌先を上あごの前歯の付け根(スポット)に当てる(舌が奥に落ちると反射が出やすい)
- 一口だけ冷水(刺激を切り替えやすい。飲み過ぎは逆効果のことも)
【完全攻略】仕事も商談も休まない!装着後72時間の「時間別」サバイバル術
営業職のあなたは、今日この瞬間も電話や商談をこなさなければなりません。「慣れるまで待つ」余裕がないあなたのために、時間別の攻略プランを提示します。
開始前(0分〜):装着の“儀式”で失敗率を下げる
最初の装着でつらい体験をすると、脳が「危険」と覚えやすくなります。数分でいいので、次の準備をしてから始めてください。
- 深呼吸を3回(鼻から吸って鼻から吐く)
- 姿勢を整える:背筋を伸ばして、軽く顎を引く
- 冷水を一口(口の中の過敏スイッチを落としやすい)
- 装着後は「まず10分黙る」(すぐ話し始めるほど反射が出やすい)
【STEP 1】 装着開始 〜 12時間:鼻呼吸への切り替え
違和感があると、つい口で呼吸しがちです。ただ、口呼吸は喉を乾かしやすく、敏感さを強めることがあります。
対策: 意識して「鼻から吸って、鼻から吐く」を続けてください。呼吸に意識を向けるだけでも、体の力が抜けて反射が落ち着きやすくなります。
【鼻が詰まって鼻呼吸が難しい人へ(現実的な回避策)】
- 寝る前はぬるめのシャワーで鼻を通しやすくする
- 可能なら生理食塩水スプレーで乾燥を避ける(刺激の強いものは避ける)
- 会議前は冷水より常温水が合う人もいます(冷たい刺激で気持ち悪くなる場合)
【STEP 2】 12時間 〜 48時間:商談中の「顎ポジション」と「冷水リセット」
一番の山場は、商談などで話す時間です。ここを乗り切ると、かなり楽になります。
【対策】
- 顎を少し引く: 顎を突き出すと、縁が喉側に当たりやすくなります。軽く顎を引く姿勢を意識してください。
- 舌先は「上あごのスポット」へ: しゃべる時に舌が奥に落ちると反射が出やすいです。舌先を上あごの前方に“置く癖”を作ると、会話が安定しやすくなります。
- 冷水で口をゆすぐ(または一口だけ飲む): 商談直前に冷たい水を少量入れると、過敏さが落ち着きやすいです。飲み過ぎると胃が動いて気持ち悪くなる方もいるので少量で。
- 話し方を“営業仕様”に変える: 口を大きく開けるほど反射が出やすいので、最初の48時間は「ゆっくり・口を開けすぎない」を意識。声量は「息で押す」イメージにすると安定しやすいです。
【電話・オンライン会議の“逃げ道テンプレ”】
どうしても波が来たときに、場を崩さず立て直すための一言を用意しておきましょう。
- 「失礼、少しだけお水をいただきます」
- 「少し咳が出そうで、失礼します」
- 「一度メモを確認しますね(10秒黙れる)」
この10秒で、鼻呼吸→舌スポット→顎引きの“復帰ルーチン”を回すだけで、体感が変わりやすいです。
【STEP 3】 48時間 〜 72時間:脳の「慣れ」が進む
この頃になると、不思議と「外している方が落ち着かない」と感じる人もいます。これが順応のサインです。
「辛いから」といって、1日の中で何度も着け外しを繰り返さないでください。
理由はシンプルで、慣れていくためには「つけ続ける時間」がとても大事だからです。頻繁に外すと、脳が毎回「新しい異物だ」と判断しやすく、慣れるスピードが落ちてしまうことがあります。
この72時間は、できる範囲で「つけ続ける」ことが、いちばん早い近道になりやすいです。
眠れない夜の対策:初日〜2日目は「眠れる工夫」を優先
吐き気で眠れないと、翌日の営業が崩れます。ここは気合ではなく、工夫で乗り切りましょう。
- 寝る30分前に常温水(口が乾くと気持ち悪さが強くなりやすい)
- 枕は少し高め(喉の刺激が強い人は、上体が少し起きると楽)
- 就寝直前のスマホを減らす(緊張が抜けず、反射が出やすくなることがある)
- どうしても無理なら主治医へ相談(縁が当たっているケースは、調整でかなり軽くなることがあります)
我慢は美徳じゃない。歯科医に「トリミング」を依頼する際の魔法のフレーズ

どうしても特定の場所が当たって「オエッ」となる場合、脳の慣れではなく、装置の形が原因になっていることがあります。その場合は、遠慮なくプロに頼ってください。
マウスピースの縁をほんの少し削って整える調整をトリミング調整と呼びます。
ただし、自分でハサミやヤスリで削るのは絶対にやめてください。装置は細かい計算で作られているため、自己判断で削ると、歯を動かす力がうまく伝わらなくなったり、保証の対象外になったりする可能性があります。
【「慣れ」ではなく「当たり」が原因っぽいサイン】
- 「会話の時だけ」ではなく黙っていても喉奥が当たる
- 毎回同じ側・同じ点が当たってオエッとなる
- 装着後に粘膜が赤い/痛い(こすれている)
- 3日経ってもほとんど軽くならない(むしろ悪化)
歯科医に相談する際の「魔法のフレーズ」:
「仕事(営業)でどうしても話す必要があるのですが、喉の奥の〇〇の部分が当たって、喋ろうとすると嘔吐反射が出てしまいます。数ミリだけトリミングしていただくことは可能でしょうか?」
このように「仕事に支障が出ていること」と「当たっている場所」を伝えると、医師も状況をつかみやすく、調整の判断がしやすくなります。
また、どうしても縁が粘膜に当たってつらい場合は、歯科用ワックスで保護する方法もあります(使い方は主治医に確認できると安心です)。
3日で慣れない・悪化する時は?原因別チェックリスト(やめどきの判断も)
多くの方は3日前後で落ち着きますが、例外もあります。ここで大切なのは、「もう少し様子を見ていいケース」と「すぐ相談した方がいいケース」を分けることです。
まず確認:それ、本当に“吐き気”ですか?
- 喉の反射(オエッ)なのか
- 胃のムカムカ(胃腸)なのか
- 息苦しさ(呼吸・不安)なのか
胃のムカムカが強い場合は、睡眠不足・コーヒーの飲み過ぎ・空腹・急な食事量の変化など、矯正とは別の要因が混ざることがあります。無理に我慢せず、生活面も一緒に整えていきましょう。
「相談推奨」サイン(遠慮なく主治医へ)
- 1週間経っても仕事や睡眠に支障が続く
- 特定部位の擦れ・痛みがはっきりある(粘膜が傷つく)
- 装着すると息がしづらい/過呼吸っぽくなる
- 吐いてしまう、または吐きそうで水分も取れない
この場合、トリミング、再スキャン、装置の見直し、段階的な装着など、打てる手があります。「気合で慣れる」話ではありません。
「まず自力で48時間」粘っていいケース
- 波はあるが、少しずつ軽くなっている
- 黙っている時は平気で、会話の時だけ出やすい
- 冷水・鼻呼吸・顎引きで一時的に落ち着く
FAQ:これって私だけ?よくある不安に専門医が答えます
Q: 1週間経っても慣れない場合はどうすれば?
A: まれに、装置が大きめだったり、嘔吐反射がとても強い体質の方もいます。1週間を過ぎても生活に支障があるなら、迷わず主治医に再スキャンやトリミングを相談してください。「慣れ」ではなく形や作りの問題が隠れていることがあります。
Q: 唾液が止まらないのですが異常ですか?
A: 正常です。脳が装置を「食べ物みたいなもの」と勘違いして、唾液を増やすことがあります。多くは数日で落ち着きます。外回り中は、こまめに水分をとって飲み込む回数を増やすと楽になりやすいです。
Q: 吐き気で食欲がなくなり、痩せてしまいそうです。
A: 最初の3日は“勝負期間”なので、食事は完璧を目指さなくて大丈夫です。ゼリー飲料、スープ、やわらかい主食など、喉ごしがいいものでつなぎましょう。脱水は吐き気を強めやすいので、水分だけは優先してください。
Q: 商談のときだけオエッとなります。なぜ?
A: 緊張で呼吸が浅くなり、口呼吸になりやすいことに加えて、会話で口を大きく開けることが重なるからです。商談直前は「鼻呼吸3回→舌スポット→顎引き→冷水一口」を固定ルーチンにしましょう。
Q: 取り外して商談した方がいいですか?
A: 短時間外すかどうかは主治医の指示が前提です。ただ、吐き気対策だけで見ると「外すほど慣れが遅れる」ことが多いです。まずはこの記事の72時間プランを優先して、それでも無理なら「営業で話す必要がある」前提で主治医に相談してください。
Q: マウスピースの匂い・味が気持ち悪いです。
A: 洗浄不足や口の乾きで、匂いが強く感じることがあります。基本は指定の洗浄方法に従い、外回り中も水分を意識してください。香りの強いケア用品でごまかすと、逆に気持ち悪くなる方もいます。
1週間後のあなたは、笑顔で鏡を見ているはずです
いま感じている絶望感や、「30万円を無駄にしたかも」という不安。それは、あなたが将来を良くしたいと思って決断したからこそ出てくる気持ちです。
マウスピース矯正は、自分の口元に向き合うための大きな一歩です。そして最初の3日間を越えると、商談で笑うことへの不安が少しずつ薄れていく人が多いです。
まずは次の商談で、この記事の「鼻呼吸」と「顎の角度」、そして「舌スポット」を試してみてください。あなたは一人ではありません。私たちも、そしてあなたの脳も、少しずつ慣れる方向へ進んでいます。
歯列矯正を行うなら「ゼニュムクリア」がおすすめ!

歯列矯正をするなら、マウスピース矯正の「ゼニュムクリア」がおすすめです。
今注目のマウスピース矯正のサービスで、評判も非常に良く、利用者も右肩上がりで増えています。
透明なマウスピースなので普段つけても目立ちませんし、費用も明確になっているので迷わずに始められます。ガミースマイルや出っ歯ももちろん対応しています。
初回診断は無料なので、まずは気軽にご相談してみることをおすすめします。
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[参考文献リスト]
- マウスピース矯正中に吐き気がする場合の対処法 – いとデンタルクリニック
- 矯正装置による嘔吐反射とそのメカニズム – 和光市歯医者・矯正歯科
- インビザラインの適応期間に関する臨床データ – なんばクローバー歯科
- e-ヘルスネット(厚生労働省)
- 公益社団法人 日本歯科医師会
- 日本矯正歯科学会 公式ウェブサイト