オンライン会議の録画を見返したとき。あるいは、Zoom面接の練習中に、画面に映る自分の顔を見てドキッとしたことはありませんか?
「あれ、私が話しているとき、前歯の隙間がこんなに黒く目立っていたなんて…」
対面で話すときは気にならなかったのに、モニター越しだと、どうしても口元に目がいってしまう。
半年後には大切な面接やライフイベントが控えているのに、このままで自信を持って笑えるだろうか——。
そう悩んで検索してみても、出てくるのは「100万円かかる全体矯正」か、「月々3,000円〜」という安すぎる広告ばかり。
「100万円は今の貯金では絶対に出せない。でも、安すぎる矯正で失敗して後悔するのも怖い」そんなジレンマに陥って、一歩踏み出せずにいるのではないでしょうか。
結論から申し上げます。 あなたの「すきっ歯」が部分矯正の適応範囲であれば、予算40万円以下で、きれいに整えることは十分可能です。
ただし、それには条件がひとつあります。それは、広告の甘い言葉に流されず、「正しい見積もり」と「リスク」を自分で見極める目を持つことです。
この記事では、歯科業界の実情をよく知る立場から、公式サイトには書かれにくい「格安マウスピース矯正のリアルな総額」と「失敗しないための安全ルート」を、忖度なしでお伝えします。
40万円という大切なお金を守り、半年後に自信を持って笑顔で面接に臨むために——最初の作戦会議を始めましょう。
KEIKO/ 歯科衛生士
現役歯科衛生士。都内の歯科医院でのクリーニング・着色除去の現場経験をもとに、ホワイトニングや歯列矯正などの歯に関する知識をやさしく解説します。子育て真っ最中。趣味はガーデニングと読書。最近、下の子が覚えた言葉は「バイバイ」。
あなたのすきっ歯は「40万円」で治るタイプ?まずは適応を見極めよう
最初に確認すべきなのは、あなたのすきっ歯が「格安の部分矯正」で治せるタイプなのか、それとも「高額な全体矯正」が必要なタイプなのか、という点です。
ここを間違えると、どんなに安いサービスを選んでも、満足できる結果にはつながりません。
すきっ歯は「部分矯正」の最強の適応症例
歯科矯正には大きく分けて、奥歯を含むすべての歯を動かす「全体矯正」と、前歯を中心に12本程度だけ動かす「部分矯正」の2種類があります。
一般的に、全体矯正は60〜100万円ほどかかりますが、部分矯正なら10〜40万円で収まることが多いです。
そして朗報なのが、すきっ歯(正中離開)は、この「部分矯正」が得意な症例のひとつだということです。
なぜなら、すきっ歯は歯を並べるスペースがすでにあるため、抜歯が不要になりやすく、歯の移動距離も比較的短いからです。
つまり、「前歯の隙間を埋めたい」という目的が明確なら、40万円の部分矯正でゴールできる可能性は高いのです。
鏡を見て、奥歯を噛みしめた状態で「前歯の隙間」だけが気になるなら、部分矯正で対応できる可能性が高いです。
なぜなら、多くの方が「矯正=100万円」と思い込んでいますが、目的が見た目の改善(前歯の整列)に絞られている場合、全体矯正はやりすぎになることもあるからです。まずは「部分矯正でいけるか?」を医師に確認することが、コストを抑える第一歩です。
格安矯正を諦めるべき「NGライン」
一方で、40万円(部分矯正)では解決できない、あるいは無理に解決しないほうがいいケースもあります。
- 骨格的な問題がある: 顎自体が左右にズレている/受け口(しゃくれ)である場合。
- 重度の歯周病: 歯を支える骨が減っている状態で矯正力をかけると、歯が抜けるリスクがあります。
- 奥歯の噛み合わせが悪い: 前歯だけでなく、奥歯の噛み合わせに問題があり、全身バランスに影響が出ている場合。
こうしたケースで無理に前歯だけを動かすと、噛み合わせがさらに崩れたり、出っ歯っぽく見えたりするリスクが高まります。
「見た目だけ直したい」人が落ちやすい落とし穴:ブラックトライアングル
すきっ歯を閉じたのに、前歯の歯ぐき側に黒い三角形(ブラックトライアングル)が残ることがあります。
これは「失敗」ではなく、歯の形(先細り)や歯ぐきの状態によって起こりうる想定内の見た目リスクです。
ただ、事前説明がないと「こんなはずじゃ…」となりやすいので、カウンセリングで必ず確認しておきましょう。
- なりやすい人: 歯が先細り/歯ぐきが下がり気味/歯周病治療歴がある
- 回避・軽減策: IPR(歯と歯の間を少し整える)/歯の動かし方の工夫/必要に応じて審美修復(レジン)を併用

すきっ歯の「原因」で難易度と値段が変わる:治療前に知るべき4パターン
同じ「すきっ歯」に見えても、原因が違うと治療の難易度・期間・追加費用の出やすさが変わります。
上位記事ではさらっと流されがちですが、40万円に収めたいなら最重要です。
① 前歯の上唇小帯(すじ)が強い
上唇の裏の「すじ(小帯)」が歯ぐきの奥まで入り込んでいると、隙間が閉じても引っ張られて戻りやすいことがあります
この場合、矯正に加えて小帯の処置が提案されることがあり、医院によっては追加費用になる場合があります。
② 歯のサイズが小さい・形が細い(隙間が埋まりにくい)
歯が細いと、隙間を閉じても見た目のバランスが取りづらく、レジンで少し足す(審美修復)提案が出ることがあります。
ここは「やる・やらない」で総額が変わるので、事前に選択肢として知っておくと安心です。
③ 歯が足りない(先天欠如)・抜歯のスペースがある
「すきっ歯」の正体が欠損スペースの場合、単純に閉じると噛み合わせや見た目の比率が崩れることがあります。
この場合は矯正+補綴(ブリッジ/インプラント等)の話になり、40万円を超える可能性が高いです。
④ 歯周病・歯ぐき下がりがある(動かすと危ない)
歯を支える骨が弱い状態で動かすと、歯が揺れたり、歯ぐきがさらに下がったりするリスクがあります。
この場合は先に歯周病の治療・管理が必要で、治療計画が長くなりやすいです。
矯正以外の選択肢も「比較」しておくと迷いが減る
「すきっ歯を埋めたい」だけなら、矯正以外(レジン、ラミネート等)が向くこともあります。 ただし短期で終わる一方、欠け・変色・やり直しコストが出ることもあるため、下記の軸で比較しておくと失敗しにくいです。
| 方法 | 向く人 | 注意点 |
|---|---|---|
| マウスピース矯正(部分) | 歯を削りたくない/根本から並べたい | 保定(リテーナー)をサボると後戻りしやすい |
| ダイレクトボンディング(レジン) | 短期で見た目だけ整えたい | 欠け・着色・メンテ費用が出る場合 |
| ラミネートベニア等 | 色や形も同時に整えたい | 健康な歯質を削ることがある/費用が上がりやすい |
広告の「月々3,000円」を信じるな!費用の「真の内訳」を徹底解剖
さて、ここからが本題です。InstagramやYouTubeでよく見る「月々3,000円から矯正スタート!」という広告。
これを見て「あ、3,000円なら毎月のお小遣いで払える!」と思っていませんか?
はっきり言います。広告に表示された「月々3,000円」という金額は“罠”になりやすいです。
「月々〇〇円」の正体はデンタルローン
広告で大きく表示されている「月々3,000円」の多くは、治療費の総額をデンタルローンで最大回数(例:120回払いなど)に分割したときの支払額にすぎません。
安易なデンタルローンには、主に2つの落とし穴があります。
- 金利手数料: 分割回数が増えるほど、利息が積み上がります。
- 総額の見落とし: 「月々の安さ」に気を取られ、総額(40万なのか、60万なのか)を確認しないまま契約してしまう危険があります。
【具体例】40万円をローンにすると、利息でいくら増える?
たとえば「40万円」を年率5.8%で分割した場合、目安はこうなります(※金利・審査条件は契約先で変動します)。
- 36回(3年): 月々 約12,153円/利息合計 約37,508円
- 60回(5年): 月々 約7,646円/利息合計 約58,777円
- 120回(10年): 月々 約4,401円/利息合計 約128,105円
「月々3,000円台」に近づけるために回数を伸ばすほど、利息で10万円以上増えることも普通に起きます。
だからこそ、広告の分割額ではなく、必ず「総支払額(治療費+金利)」で判断してください。
隠れコストを暴く!本当の「総額」シミュレーション
40万円の予算を守るには、初期費用だけでなく、治療完了までにかかるすべての費用を足し合わせた「真の総額」で見積もりを見る必要があります。
一般的な格安マウスピース矯正で発生しやすい費用の内訳を見てみましょう。

特に見落としがちなのが、リテーナー(保定装置)代と調整費です。
「装置代30万円」と聞いて契約したのに、通院のたびに5,000円かかったり、治療後のリテーナーで4万円追加になったりして、気づけば予算オーバー……というのは典型的な失敗パターンです。
「これ以外に、卒業までに1円でも追加でかかりますか?」カウンセリングでは、必ずこの質問をしてください。
40万円を超えないための「見積もりチェックシート」:ここが曖昧なら契約しない
「総額40万円以内」を守るために、見積もりで最低限この項目を確認してください。
このチェックに1つでも「未回答」「あいまい」がある医院は、あとから追加費用が出る確率が上がります。
| チェック項目 | 確認すべきポイント | 追加費用になりやすい例 |
|---|---|---|
| 精密検査 | 何が含まれる?(口腔内スキャン、レントゲン等) | 検査が別料金/再スキャンが有料 |
| 調整・通院費 | 通院ごとの調整料は含まれる? | 毎回3,000〜5,000円など |
| 追加アライナー | 計画通り進まない場合の追加は? | 追加1回ごとに数万円 |
| IPR/アタッチメント | 必要なら費用は含む? | 処置ごと加算 |
| 保定(リテーナー) | 何年分・何個分まで含む? | リテーナー別途4〜6万円など |
| 中途解約・返金 | 返金規定が書面にある? | 「返金なし」「一切不可」 |
「総額は人によります」「やってみないと分かりません」だけで押し切ろうとする医院は要注意です。
医療には不確実性があって当然ですが、不確実性があるなら「追加が出る条件」を事前に書面で説明できるのが誠実な医院です。
【危険】「モニターで実質無料」は詐欺のサイン
「40万円も払いたくない、もっと安く…」という気持ちにつけ込むトラブルが増えています。それが「モニター商法」です。
「実質無料」の甘い罠
国民生活センターには、歯科治療に関する次のような相談が多く寄せられています。
「モニターになれば治療費が実質無料になる」「SNSで宣伝すれば報酬がもらえる」と勧誘され、高額なローン契約をしたが、報酬が支払われず、ローンだけが残った。
出典: 独立行政法人 国民生活センター – 歯科治療で思わぬ被害(消費者トラブル解説集)
「実質0円」「全額キャッシュバック」といった言葉が出たら、それはほぼ間違いなく詐欺、または極めてリスクの高い契約です。
医療行為で、正当な対価を払わずに得をする話は、基本的にありません。
契約書で見るべき「NGワード」チェックリスト
魅力的すぎる提案を受けたら、サインする前に次を確認してください。
- 解約条件: 「中途解約は一切不可」になっていませんか?
- 返金規定: 「いかなる場合も返金しない」という条項はありませんか?
- SNS投稿義務: 投稿が遅れるとキャッシュバック停止など、厳しい条件がついていませんか?
- 運営実態: 契約相手は医療法人ですか?実体のないマーケ会社ではありませんか?
「モニター」という言葉が出たら、その場で契約せず、いったん持ち帰って家族や友人に相談してください。
なぜなら、まともな医療機関なら、治療費を無料にしてまで集客する必要がないからです。40万円は安くありませんが、「安心を買うための適正価格」でもあります。リスクの高い無料より、安全な有料を選んでください。
予算40万円で選べる主要3ブランド徹底比較
では、リスクを避けて適正価格で治療する場合、どのブランドを選べば良いのでしょうか?
予算40万円以内で「すきっ歯」治療を検討しやすい、代表的な3つを比較します。
| ブランド名 | インビザラインGo (Invisalign Go) | キレイライン矯正 (Kireilign) | Oh my teeth (オーマイティース) |
|---|---|---|---|
| 運営・信頼性 | 世界シェアNo.1のアライン社の仕組みを活用(医院提供) | 国内D2C型の部分矯正ブランド | オンライン管理を特徴にするD2Cブランド |
| 目安総額 | 40〜50万円 (医院による) | 20〜40万円 (回数による) | 33万円 (プランによる) |
| 通院頻度 | 1〜2ヶ月に1回 | 1〜1.5ヶ月に1回 | 原則オンライン中心 (必要時に受診) |
| 特徴 | 医院の診断・管理のもとで部分矯正を設計 | 回数を選べて予算調整しやすい | 料金が明朗になりやすい設計(追加の有無は要確認) |
| こんな人に | 予算ギリギリでも精度と安心を最優先したい人 | まずは少しだけ試したい/予算を細かく調整したい人 | 忙しくて通院時間が取れない/明朗会計が良い人 |
筆者の視点:あなたに合うのは?
- インビザラインGo: 予算が許すなら、医院管理で「安全に進めたい人」に向きます(ただし総額と追加条件は医院ごとに必ず確認)。
- キレイライン: 「前歯のちょっとした隙間だけ」なら、回数を抑えて20万円台で収まる可能性もあります。コスト重視なら有力です。
- Oh my teeth: 忙しくて通院が厳しい人にとって、オンライン中心は負担が減りやすいです。ただし「追加が出る条件」は必ず確認しましょう。
「本当にキレイになる?」よくある不安にQ&Aで回答
最後に、始める前に多くの方が抱く不安について、正直にお答えします。
Q1. 半年後の面接までに間に合いますか?
A. 見た目の改善だけなら、間に合う可能性は十分あります。
すきっ歯の部分矯正は移動量が少ないため、早ければ数ヶ月で隙間が埋まるケースもあります。
ただし「見た目が閉じる」=「安定」ではありません。面接までに整えるのは現実的でも、治療後の保定(固定)は別ものだと理解しておきましょう。
Q2. 治療中、喋りにくくなりませんか?
A. 最初の数日〜1週間は違和感が出ますが、多くの方は慣れます。
「サ行」「タ行」が少し言いづらくなることがありますが、オンライン会議ならマイクを通すため、そこまで目立たないことも多いです。
大事なプレゼンや面接のときだけ外せるのはマウスピースの利点です(ただし装着時間の自己管理は必須です)。
Q3. 後戻りして、また隙間が開きませんか?
A. ここが一番大事です。リテーナーをサボるほど、後戻りの確率は上がります。
矯正が終わった解放感で、保定装置(リテーナー)をつけずに寝てしまう——これが後戻りの最大の原因です。
リテーナーと後戻りはセットで考えてください。「矯正は、動かす期間と同じくらい、止める期間(保定)が必要」と言われやすいのはこのためです。
まずは「相談」と「見積もり」から始めよう
ここまで、すきっ歯矯正のリアルなお金の話と、リスクについてお伝えしてきました。
「40万円」は大金です。
でも、その投資で、オンライン会議の画面に映る自分を見るのがつらくなくなり、面接で口元を隠さず自信を持って話せるようになるとしたら——価値はとても大きいはずです。
最後に、次のステップを提案します。
まずは、2箇所以上の医院で「私の歯は部分矯正で治りますか?」「総額はいくらで、追加費用が出る条件は何ですか?」と確認し、見積もりをもらってください。
1軒だけで決めてはいけません。
「A医院では全体矯正と言われたけど、B医院では部分矯正でいけると言われた」ということは、珍しくありません。
複数のプロの意見を聞き、提示された「総額」と「追加条件」を見比べること。これこそが、後悔しないためのいちばん強い自衛策であり、賢い患者への第一歩です。
あなたの「変わりたい」という気持ちが、最高の笑顔につながることを心から応援しています。
歯列矯正を行うなら「ゼニュムクリア」がおすすめ!

歯列矯正をするなら、マウスピース矯正の「ゼニュムクリア」がおすすめです。
今注目のマウスピース矯正のサービスで、評判も非常に良く、利用者も右肩上がりで増えています。
透明なマウスピースなので普段つけても目立ちませんし、費用も明確になっているので迷わずに始められます。ガミースマイルや出っ歯ももちろん対応しています。
初回診断は無料なので、まずは気軽にご相談してみることをおすすめします。
\2/28までキャンペーン実施中!/