「八重歯って、かわいいよね」——そう言われるたびに、笑って受け流してきた。けれど本音では、写真を撮るときに口元の角度を気にしてしまったり、デートで思いきり笑いたい場面でも、無意識に手が口元へいってしまったり。
八重歯の悩みは、「かわいい」の一言だけでは片づけられない、確かなコンプレックスになり得ます。
そして、いざ矯正を考え始めると、次に迷うのが「どれを選べば後悔しないか」という点です。非抜歯でいけるのか、抜歯が必要なのか。さらに、費用も「見えている金額」だけで終わるとは限りません。ここを曖昧にしたまま進めると、「思ったより高かった」「説明と違った」と感じやすいのも現実です。
この記事では、八重歯矯正を“雰囲気”で決めずに、仕上がり・リスク・総額まで含めて納得できる選択をするための判断軸を、体系的に整理します。
あなたが選ぶべきなのは、いちばん安い矯正でも、流行りの矯正でもありません。これからの笑顔を、もうごまかさなくていい——そう言える未来につながる「賢い選択」です。
なぜ今、八重歯と向き合うべきなのか?3つの隠れリスク

「八重歯はチャームポイントだと思っていた」という方も、もちろん多くいらっしゃいます。ですが、八重歯は「叢生(そうせい)」と呼ばれる不正咬合の一種であり、放置すると健康に影響を及ぼす“隠れ負債”になる可能性があります。
1)健康リスク:虫歯や歯周病の温床に
八重歯のように歯が重なっている部分は、歯ブラシやフロスが届きにくく、どうしても磨き残しが出やすくなります。
その結果、プラークがたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが上がりやすい、というのが基本的な仕組みです。歯並びの乱れは「清掃性」を下げ、長期的な口腔トラブルにつながり得ることが指摘されています。
2)機能リスク:噛み合わせの偏りで“疲れやすい口元”に
八重歯があると、上下の歯の当たり方が偏り、特定の歯に強い力がかかりやすいケースがあります。すると、食べにくさを感じたり、歯が欠けやすくなったり、咬耗(すり減り)が進みやすくなったりすることがあります。
ただし、「噛み合わせが悪い=必ず顎関節症になる」「矯正すれば必ず治る」という単純な話ではありません。顎関節症(TMD)との関連は複雑で、研究でも結論が一つにまとまっていないため、症状がある方は専門家に評価してもらうのが最適解です。
3)信頼性リスク:恋愛での無意識な印象損失
整った歯並びが与える「清潔感」や「きちんと感」は、数値化しにくい一方で、第一印象に影響しやすい領域です。
ここで大切なのは、“他人の評価”そのものよりも、あなた自身が「笑い方を変えてしまう」状態が続くことです。日常の小さなブレーキが積み重なるほど、自己評価は少しずつ削られていきます。
放置で起こりがちな「あるある」セルフチェック
- 歯ブラシを当てても、特定の場所だけザラつきが残る
- フロスが通りにくい/引っかかって切れる
- 前歯の一部が欠けやすい、すり減ってきた気がする
- 写真で笑うとき、口角より先に“口元の角度”を考えてしまう
当てはまる数が多いほど、「見た目」だけでなく「生活の質」に影響が出ているサインです。
【最重要】八重歯矯正の成否は「装置選び」でなく「専門医選び」で9割決まる

治療を決意した方が次にやりがちなのが、インターネットで「治療法」を調べることです。ですが、ここに最初の、そして最大の落とし穴があります。
最初に調べるべきは「マウスピース矯正」といった装置の名前ではなく、「日本矯正歯科学会 認定医」の探し方です。
なぜなら、「マウスピース矯正なら簡単」という広告だけを見て相談に来られたものの、顎の状態や歯の動きの条件的に適応が難しく、がっかりされるケースが後を絶たないからです。最適な治療法は、あなたの骨格や歯の状態によって全く異なります。正確な診断を下せる専門家を見つけることこそが、最高の治療結果を得るための最短ルートなのです。
「日本矯正歯科学会 認定医」は、学会指定研修施設での基本研修・臨床研修などを含む5年以上の研修や実績審査が求められる資格です。
「認定医」だけでなく、初診で“診断の質”を見抜く
認定医であることは大きな安心材料です。ただ同時に、「その医院が、あなたの症例に対してどれだけ丁寧に治療計画を立ててくれるか」を見極めることも重要になります。
初回カウンセリングで必ず聞くべき質問(コピペ可)
- 私の八重歯は、どの不正咬合(叢生/上下顎前突/開咬など)が主因ですか?
- 抜歯・非抜歯それぞれのプランで、仕上がりと口元(横顔)の差はどうなりますか?
- 治療完了までの“総額”はいくらですか?(追加費用が出る条件も含めて)
- 想定期間は何か月〜何か月ですか?延びるとしたら、どんな理由ですか?
- 保定(リテーナー)は何年・どの頻度で必要ですか?費用は別ですか?
- 治療中の虫歯・歯周病リスク対策は?クリーニング頻度は?
“良い先生ほど言い切らない”ポイント
矯正は生体反応が絡む医療です。「絶対に抜歯しません」「必ずこの期間で終わります」のように、断言が多すぎる説明は慎重に見たほうが安全です。
診断の根拠(検査・分析)と、例外条件(難しくなる条件)をセットで説明できるかどうかが、分かれ目になります。
治療中のリスク管理まで含めて合格か?
矯正中は装置の影響で清掃が難しくなり、虫歯や歯肉炎のリスクが上がります。そのため、「口腔衛生が一定水準に達してから開始する」という考え方も一般的です。
治療前から衛生管理を重視している医院は、長期成績の面でも信頼しやすい傾向があります。
八重歯矯正の治療法は4択。自分に合う選び方を比較表で整理

八重歯の矯正は、大きく分けると「ワイヤー(表側/裏側)」「マウスピース」「部分矯正」の組み合わせで設計されます。
ここでは、八重歯の悩みと相性が出やすいポイントに絞って整理します。
| 治療法 | 向いている人 | 注意点(後悔ポイントになりやすい) | 見た目 | 通院・管理 |
|---|---|---|---|---|
| 表側ワイヤー矯正 | 幅広い症例。確実性重視。細かな仕上げにこだわりたい | 装置が見える/口内炎・清掃難易度が上がる | 目立ちやすい(セラミック等で軽減可) | 通院は月1目安。清掃は最重要 |
| 裏側矯正(舌側) | 見た目最優先。仕事・接客で装置を見せたくない | 費用が上がりやすい/慣れるまで発音が気になることがある | ほぼ見えない | 通院は月1目安。舌側清掃に慣れが必要 |
| マウスピース矯正 | 装置の見た目を抑えたい/自己管理が得意/軽〜中等度で適応が合う | 装着時間が結果を左右/適応外の症例もある(診断が命) | 目立ちにくい | 自己管理が9割。紛失・サボりが最大リスク |
| 部分矯正 | 前歯のガタつきが軽度で、噛み合わせ全体の問題が小さい | “見た目だけ”を直して噛み合わせ課題が残る場合がある | 方式による | 短期で終わることもあるが、適応は厳密 |
装置は「生活の制約」で選ぶ。適応は「診断」で決める
「見た目」「仕事」「食事」「自己管理の得意・不得意」。ここを整理すると、選ぶべき装置は自然に絞れます。
とはいえ、適応の可否だけは自己判断しないでください。適応外を無理に進めたときに、費用と期間がいちばん崩れやすいからです。
ケース別:選び方の目安
- 接客・営業で装置の見た目が致命的 → 裏側 or マウスピース(適応確認必須)
- 確実性・仕上げ最優先 → 表側ワイヤー(必要なら審美ブラケット)
- 軽度で短期を狙いたい → 部分矯正の適応確認(噛み合わせ評価が前提)
抜歯・非抜歯で迷わないための判断軸:スペース確保の4手段

八重歯(叢生)の本質は、「歯が並ぶためのスペースが足りないこと」です。つまり悩みの中心は、どうやってスペースを作るかという点です。
抜歯の是非は気持ちが揺れやすいポイントですが、ここを“技術”として切り分けると、判断がぐっとラクになります。
スペース確保の手段は主に4つ
- 歯を少し削る(IPR / ディスキング):軽〜中等度の不足をミリ単位で調整
- 歯列を拡大する(拡大床・アーチ拡大):歯列の幅を広げて並ぶ場所を確保
- 奥歯を後ろに動かす(遠心移動):アンカースクリュー等でコントロールする場合も
- 抜歯(小臼歯抜歯など):スペース不足が大きい場合の根本解決策
「非抜歯=正義」「抜歯=悪」ではありません。スペース不足の量、口元(横顔)のバランス、歯の傾き、歯肉・骨の許容範囲によって最適解は変わります。認定医のいる医院で、複数プランの比較を必ず出してもらってください。
後悔が起きやすいのは「抜歯の是非」ではなく「説明不足」
本来、確認すべきポイントは次の2つです。
- どの手段で何mmのスペースを作る設計なのか(数字で聞く)
- その設計だと、口元・横顔がどう変わる想定なのか(横顔/横方向の説明)
ここが曖昧なまま始めると、「思ったより口元が下がった」「思ったより出っ張りが残った」など、仕上がりのズレが“後悔”につながります。
非抜歯を希望するなら、先に伝えるべきこと
非抜歯の可能性を上げるのは、自己努力でどうにかする話ではなく、「設計の自由度」が必要です。遠心移動や拡大の適応、IPRの可否など、条件がそろうほど選択肢は増えます。ですので初診では、こう伝えるのが効果的です。
「できれば非抜歯が希望です。ただし、仕上がりと健康(歯肉・骨)を優先したいので、非抜歯と抜歯の両方で“根拠つきのプラン”を見せてください」
矯正治療の費用で後悔しないために「総額」と「医療費控除」で考える賢いコスト計画

矯正治療は、決して安い投資ではありません。だからこそ、費用で後悔しないための知識が欠かせます。
まずは「総額」を構成するパーツを分解する
一般的に費用は「①検査・診断料」「②装置料」「③毎月の調整料(処置料)」「④保定(リテーナー)」「⑤追加処置(抜歯・IPR・アンカースクリュー等)」で構成されます。
最初に総額を提示する「トータルフィー制度」のクリニックもあれば、調整料が都度かかる場合もあります。カウンセリングでは、必ず治療完了までの総額を確認しましょう。
「見積書でここだけは確認」チェックリスト
- 調整料は込みか、都度か(都度の場合、月いくら×何回想定か)
- 保定装置(リテーナー)の費用・作り直し費用
- 治療が長引いた場合の追加料金ルール
- 虫歯治療やクリーニングの費用は別か
- 転院時のデータ移管・精算ルール
医療費控除で「実質負担」が変わる可能性
歯科矯正治療は、単なる審美目的と見なされれば対象外ですが、噛み合わせの改善など「治療目的」であると歯科医師が診断した場合、医療費控除の対象となり得ます。
年齢や矯正の目的などからみて歯列矯正が必要と認められる場合の費用は、医療費控除の対象になります。
出典: No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例 – 国税庁
また、医療費控除の計算の考え方(年間合計から差し引く基準額など)は国税庁が示しています。
“必ず聞くべき一言”
カウンセリングでは、必ずこう質問してください。
「私の場合は、治療目的(噛み合わせ改善)として医療費控除の対象になりますか?診断書等が必要なら、発行可能ですか?」
明日から始める、自信への第一歩は八重歯の改善につながる!

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。八重歯に対する漠然とした不安が、具体的な知識と行動計画に変わっていれば幸いです。
最後に、今日からやることはこの3つだけ
- 最優先:信頼できる「認定医」に相談すること。
- 治療法は「生活(仕事・見た目・自己管理)」を軸に比較すること。
- 費用は「総額」で把握し、医療費控除の可能性も確認すること。
八重歯の悩みは、正しい知識と良いパートナー(専門家)がいれば、必ず解決へ向かいます。あなたのその一歩は、単に歯並びを整えるだけではなく、これからの恋愛や仕事で「笑うときに迷わない」自信を育てるための、価値ある自己投資になるはずです。
八重歯矯正を行うなら「ゼニュムクリア」がおすすめ!

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透明なマウスピースなので普段つけても目立ちませんし、費用も明確になっているので迷わずに始められます。八重歯ももちろん対応しています。
初回診断は無料なので、まずは気軽にご相談してみることをおすすめします。
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