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マウスピース矯正の費用はいくら?平均・総額・月々の支払いと安くする方法を解説

マウスピース矯正の金額は結局いくら?総額で後悔しない見積りの作り方

マウスピース矯正には、全国共通の「平均価格」や一律料金はありません。

2026年8月時点の実際の料金を見ると、部分矯正寄りのプランで20万円台〜、全体・複雑症例では50万〜60万円台以上のサービスもあり、医院で行う一般的な矯正治療全体では、日本矯正歯科学会が80〜120万円程度を一つの目安として案内しています。

ただし、本当に比較すべきなのは「広告に出ている装置代」ではなく、検査・装置・通院管理・追加治療・保定まで含めた総額です。

「月々3,000円〜」などの表示も、治療費そのものが3,000円という意味ではなく、分割払いの月額表示であることがあります。契約前には総支払額・支払回数・手数料まで確認しましょう。

「マウスピース矯正って、結局いくらかかるの?」

検索すると、20万円台、40万円、80万円、月々3,000円などバラバラの数字が出てくるため、何を基準にすればよいか分かりにくいですよね。

料金が大きく違う理由は、同じ「マウスピース矯正」という名前でも、治療する歯の範囲・症例の難易度・追加治療・通院管理・保定の料金体系が違うからです。

この記事では、現在の具体的な料金例を確認したうえで、平均的な費用感、部分矯正と全体矯正、月々の分割払い、安いマウスピース矯正の注意点、追加費用、見積もりの比較方法までまとめて整理します。

この記事を書いた人
KEIKO / 歯科衛生士

歯科衛生士。歯科領域の公的情報・専門学会・各矯正サービスの公式情報を確認しながら、歯列矯正やホワイトニングについて分かりやすく整理しています。

目次

マウスピース矯正の平均費用はいくら?まず知っておきたい相場感

マウスピース矯正の総額を決める主な費用項目

まず前提として、マウスピース矯正だけを対象にした公的な「全国平均○万円」という統一データはありません。

日本矯正歯科学会は、一般的な矯正歯科治療について、表側の複雑なマルチブラケット装置などを使うケースでは、初診から治療後の保定期間まで含めた総額として80〜120万円程度を一つの目安としています。

これはマウスピース矯正専用の相場ではありませんが、全体矯正の費用感を考える参考になります。

一方、現在のマウスピース矯正サービスには、より低価格な部分・軽中度向けプランもあります。

2026年8月時点のマウスピース矯正料金例
サービス公式の料金例別途確認したい費用
スマイルモア矯正18.7万〜42.9万円(税込)が標準的な費用症状・希望する治療内容によって範囲を超える場合あり
Oh my teethBasic 33万円 / Pro 66万円(税込)リテーナー1.1万円など
ゼニュム一括29.7万円 / 55万円 / 66万円(税込)の3プラン精密検査0〜3.3万円程度、リテーナー2.7万円/1セットなど

このように、同じマウスピース矯正でも20万円前後から60万円台以上まで料金差があります。

ただし、この表を見て「20万円のサービスが安くて一番得」と判断するのは早いです。

料金が違う一番の理由は、治療できる範囲と総額に含まれる内容が違うからです。

部分矯正と全体矯正で金額が大きく違う

マウスピース矯正の費用を見るとき、最初に確認したいのが部分矯正なのか、全体矯正なのかです。

部分矯正と全体矯正の違い
比較部分矯正全体矯正
主な治療範囲前歯を中心とした限られた範囲奥歯・噛み合わせを含めた歯列全体
向くケース軽度のガタつき・すきっ歯など噛み合わせや大きな歯の移動が必要なケース
費用比較的抑えやすい高くなりやすい
注意点前歯だけでは治療できない症例もある治療期間・通院・管理工程が増える場合がある

広告で「○万円〜」と表示されている場合、その最低価格が軽度の部分矯正だけを対象としていることもあります。

自分は前歯だけ治したいと思っていても、診断の結果、噛み合わせまで動かす必要があれば全体矯正を提案されることがあります。

したがって、「最安値」より先に、その価格でどこまでの歯を治療するのかを確認しましょう。

マウスピース矯正の総額は5つの費用で決まる

マウスピース矯正の見積もりは、次の5項目に分けると比較しやすくなります。

  1. 精密検査・診断料
  2. マウスピース・矯正装置代
  3. 通院・調整・管理料
  4. 追加アライナー・再スキャンなどの追加治療費
  5. リテーナー・保定管理費

① 精密検査・診断料

治療前には、口腔内スキャン・レントゲン・写真などを用いて歯並びや噛み合わせを確認します。

サービス価格に検査料が含まれる場合もあれば、提携クリニックへ別途支払う場合もあります。

たとえばゼニュムでは、2026年8月時点で精密検査について0〜3万3,000円程度(税込・クリニックによる)と案内されています。

② マウスピース・矯正装置代

広告で最も目立つのがこの金額です。

ただし、装置代を見るときは、

  • 何本の歯が治療対象か
  • 部分矯正か全体矯正か
  • 対応する症例の難易度
  • 抜歯症例に対応できるか
  • 追加マウスピースが含まれるか

まで確認してください。

③ 通院・調整・管理料

医院によっては矯正料金にすべて含まれるトータルフィー制を採用している一方、通院ごとに管理料が発生する場合もあります。

たとえば1回の管理費が小さくても、治療が長引いて通院回数が増えれば総額は変わります。

「毎月いくら」ではなく、想定治療期間で何回通院し、管理費が合計いくらになるかで確認するのがおすすめです。

④ 追加アライナー・再スキャン

歯が治療計画どおりに動かなかった場合、追加のマウスピースを作製する「リファインメント」などを行うことがあります。

この追加治療が、

  • 最初の料金に含まれる
  • 回数制限つきで含まれる
  • 追加マウスピースは無料だが再スキャンは有料
  • すべて別料金

など、料金体系はサービス・医院によって異なります。

たとえばゼニュムでは、条件を満たす追加治療のマウスピース代は無料と案内する一方、追加スキャンが必要になった場合は患者負担になるとしています。

⑤ リテーナー・保定管理

歯並びが整った後も、後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)が必要です。

ここは「矯正が終わった後だから別」と見落としやすいポイントです。

リテーナーが基本料金に含まれているか、別料金なら1セットいくらか、破損・紛失時はいくらかまで確認しましょう。

「月々3,000円〜」のマウスピース矯正は本当に3,000円?

「月々3,000円」「月々5,000円」といった表示を見ると、数千円で矯正できるように感じます。

しかし多くの場合、これは治療費を分割したときの月々の支払額です。

月額表示を見るときの4項目

  • 治療費の元金はいくらか
  • 何回払いか
  • 分割手数料・金利はいくらか
  • 最終的な総支払額はいくらか

たとえばゼニュム公式では、通常の一括価格29.7万円のプランについて、84回払いの場合は月5,400円と案内しています。

ここで重要なのは「5,400円なら安い」と判断するのではなく、一括価格と分割後の総支払額を比べることです。

広告に月額だけが掲載されている場合は、契約前に必ず、

> 「頭金・支払回数・手数料を含めて、最後まで支払う金額はいくらですか?」

と確認してください。

安いマウスピース矯正は危険?値段だけで良し悪しは決まらない

「安いマウスピース矯正は危険」という言い方も見かけますが、価格が安いこと自体が治療の安全性や品質を決めるわけではありません。

低価格にできる理由として、

  • 治療対象を軽度・部分矯正に限定している
  • ブランド側で料金体系を標準化している
  • 通院回数を抑えた仕組みにしている
  • 広告・店舗運営などのコスト構造が異なる

などが考えられます。

一方で、安く見えても、治療範囲が狭かったり、一部の費用が別料金だったりすれば、自分の症例では総額が上がる可能性があります。

「安いか高いか」より、「その価格で自分に必要な治療を最後まで完了できるか」を確認することが重要です。

格安マウスピース矯正で契約前に確認したい7項目

安いマウスピース矯正の契約前チェック
確認項目質問例
治療範囲「この料金で奥歯・噛み合わせまで治療しますか?」
診断「レントゲン・スキャンなどの検査は料金に含まれますか?」
通院管理「治療中はどのくらいの頻度で歯科医師が確認しますか?」
追加治療「計画どおりに動かなかった場合、追加費用はいくらですか?」
プラン変更「部分矯正で足りなかった場合、全体矯正への変更費用は?」
保定「リテーナーと保定管理は総額に含まれますか?」
総支払額「分割手数料まで含めた支払総額はいくらですか?」

マウスピース矯正を安くする5つの方法

1.部分矯正で治せるか診断を受ける

前歯の軽度なガタつきなどで、噛み合わせに大きな問題がなければ、全体矯正より費用を抑えられる可能性があります。

ただし、安くするために無理に部分矯正を選ぶのではなく、部分矯正で治療目標を達成できることが前提です。

2.2〜3院で「総額」を比較する

装置代だけではなく、検査・調整・追加治療・保定まで同じ条件で比較します。

総額制と都度払いでは、表示価格だけを比べても意味がありません。

3.分割払いは月額ではなく総支払額で比較する

月々の負担を下げたい場合は分割払いが便利ですが、支払回数が増えるほど手数料の影響を受けることがあります。

「払える月額」だけでなく、一括価格との差額も確認しましょう。

4.医療費控除の対象になるか確認する

歯列矯正は、年齢や治療目的などからみて社会通念上必要な治療と認められる場合、医療費控除の対象になることがあります。

一方、容姿を美化することだけを目的とした矯正費用は対象になりません。

また、歯科ローンを使った場合でも、対象となる治療費については信販会社が立替払いした年の医療費控除の対象になり得ます。ただし、ローンの金利・手数料は医療費控除の対象になりません。

>>マウスピース矯正の保険適用・医療費控除を詳しく見る

5.期間限定キャンペーンは「通常価格との差」を確認する

キャンペーンで料金が下がる場合もありますが、適用条件を確認しましょう。

「先着」「当日契約」「特定プラン限定」などがある場合は、割引額だけで急いで契約せず、自分の症例がそのプランの対象なのかを先に確認してください。

現在の料金で比較しやすいマウスピース矯正3サービス

「安いところを知りたい」という人向けに、2026年8月時点で公式料金を確認しやすい3サービスを比較します。

マウスピース矯正3サービスの料金例
サービス料金料金面で確認したい特徴
スマイルモア矯正標準18.7万〜42.9万円(税込)症例・希望内容によって範囲を超える可能性あり
Oh my teethBasic 33万円 / Pro 66万円(税込)リテーナー1.1万円など別途項目あり
ゼニュム29.7万円 / 55万円 / 66万円(税込・一括)精密検査・リテーナー等は別途確認

この3社だけを見ても、最安価格には差があります。

しかし、治療範囲・症例の難易度・追加費用まで同じ条件ではありません。

したがって「一番安いブランド」を決めるより、自分の診断結果をもとに同じ治療範囲で比較する方が正確です。

見積書はこの「6項目」に書き直すと比較しやすい

コピペ用|マウスピース矯正の総額比較表
項目医院A医院B
① 精密検査・診断__円__円
② 装置・治療プラン__円__円
③ 通院・管理__円__円
④ 追加治療・再スキャン__円__円
⑤ リテーナー・保定__円__円
⑥ 分割手数料__円__円
最終総支払額__円__円

この表まで埋めれば、「医院Aは装置代が安いけれど管理・保定が別」「医院Bは高く見えるが総額制」といった違いが見えるようになります。

費用を比較しやすいマウスピース矯正ならゼニュムも選択肢

ゼニュムのマウスピース矯正

マウスピース矯正の費用を契約前に把握したい人には、ゼニュム(Zenyum)も比較候補の一つです。

2026年8月時点の公式料金では、

  • ゼニュムクリア:一括29.7万円(税込)
  • ゼニュムクリア・プラス:一括55万円(税込)
  • ゼニュムクリア・プラス+:一括66万円(税込)

の3プランを案内しています。

また、追加治療が必要になった場合の追加マウスピースは条件付きで無料とされています。

ただし、精密検査は0〜3万3,000円程度、治療後のリテーナーは1セット2万7,000円(税込)と案内されており、これらは装置価格とは分けて確認する必要があります。

無料オンライン診断の後、提携歯科医院で3Dスキャン・レントゲン等の精密検査を行い、治療計画を確認してから支払いへ進む流れです。

最初の無料診断で「自分はどのプランになりそうか」「検査・保定まで入れた総額はいくらか」を確認すると比較しやすいでしょう。

\まずは自分の治療プランと費用を確認/

マウスピース矯正の費用に関するよくある質問

マウスピース矯正の平均費用はいくらですか?

マウスピース矯正だけの公的な全国平均はありません。現在は20万円前後から60万円台以上までさまざまなプランがあり、治療範囲・症例・追加費用によって総額が変わります。日本矯正歯科学会は一般的な矯正治療全体について80〜120万円程度を一つの目安としています。

マウスピース矯正で80万円は高いですか?

全体矯正や複雑症例で、検査・管理・追加治療・保定まで含む総額なら、80万円という金額だけで高いとは判断できません。治療範囲と内訳を確認してください。

月々3,000円なら総額も安いですか?

必ずしも安いとは限りません。月額は分割払いの1回分を表示している場合があるため、支払回数・金利・手数料を含む総支払額で比較しましょう。

20万円台のマウスピース矯正でも大丈夫ですか?

軽度・部分矯正など、症例と治療範囲が合っていれば低価格でも選択肢になります。重要なのは価格ではなく、自分に必要な治療範囲をそのプランでカバーできるかです。

追加アライナーは別料金ですか?

サービスや医院によって異なります。無料、回数制限あり、再スキャンのみ有料など条件が異なるため、契約前に確認してください。

リテーナー代は矯正費用に含まれますか?

含まれる医院と別料金の医院があります。治療終了後に必要になるため、最初から総額へ入れて比較してください。

医療費控除は使えますか?

年齢や治療目的からみて必要な矯正と認められる場合は対象になることがあります。一方、美容のみを目的とした矯正は対象外です。詳しい条件は国税庁の案内や税務署、税理士等へ確認してください。

安いマウスピース矯正のおすすめはどこですか?

症例によって必要な治療範囲が違うため、全員に共通する「最安で一番おすすめ」はありません。公式料金だけでなく、検査・追加治療・保定を含めた自分の総額で2〜3社を比較するのがおすすめです。

まとめ|マウスピース矯正は「月額」ではなく総支払額で比較する

マウスピース矯正には、公的に決められた一律の平均費用はありません。

  • 料金は部分矯正・全体矯正、症例の難易度で大きく変わる
  • 広告価格だけではなく、検査・管理・追加治療・保定まで確認する
  • 「月々3,000円」などの表示は分割払いの月額である場合がある
  • 安いこと自体が危険というわけではなく、治療範囲と条件が重要
  • 医療費控除の対象になるかは治療目的などで判断される
  • 2〜3院を同じ項目で比較すると総額の違いが分かりやすい

最も大切なのは、「いくらから始められるか」ではなく、「自分の歯並びを治療し終えるまで、結局いくら支払うのか」です。

無料相談や精密検査では、装置代だけでなく最終総支払額を書面で確認してから契約しましょう。


参考情報